結婚移民者・多文化家庭向け貯金でお金を増やそう!必要書類、手続き方法まとめ

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結婚して韓国に来た外国人は結婚移民者であり多文化家族に該当します。韓国では結婚移民者・多文化家族は高金利で貯金できることをご存知でしょうか? 多文化家族向け積立貯金は金利がだいたい3〜4%台。現在1%台の普通預金と比べても圧倒的にお得です。

今回は韓国大手銀行のひとつ、国民銀行(KB銀行)の結婚移民者・多文化向け積立貯金「KB국민행복적금」についてお伝えするとともに、必要書類と実際の加入方法について解説します。

また国民銀行以外の金融機関で行われている結婚移民者・多文化向け貯金についてもリストアップしました。貯金や資産形成に興味がある方はぜひチェックしてみてください。


多文化・結婚移民者向け貯金のメリットとデメリット

韓国ウォン

多文化家族・結婚移民者向けの積立貯金は、数年前までは6%超えのものも存在しましたが現在はだいたい3〜4%程度の商品が多めです。金融機関によって金利や積立期間が違いますが、この低金利時代に契約しても損はないはず。

高金利が魅力の多文化・結婚移民者向けの定期貯金ですが、メリットが高い分デメリットも実は存在します。契約前にチェックしておきましょう。

多文化・結婚移民者向け貯金のメリット

利子課税を徴収されても通常より高金利で貯金できる

1%台の通常預金に比べて高金利なのは言うまでもありません。また1年〜3年満期の金融商品が多いため、その期間は効率よくお金を増やすことができます。

ひとつ忘れてはならないことが、金利にかかってくる利子課税の存在です。貯金が満期になりお金が増えた分、利子の中から15.4%は税金として徴収されてしまいます。

満期時の利子課税額を知りたい、税徴収後の実際の受取額を知りたい方は「NAVER 이자계산기」を利用してみてください。

NAVER利子計算

写真は実際に国民銀行「KB국민행복적금」の満期時の受取額を計算したもの。このように課税額や受取額など具体的な金額がわかるので、契約前にシミュレーションしてみるのをオススメします。

多文化・結婚移民者向け貯金のデメリット

中途解約すると損をする場合がある

多文化・結婚移民者向け積立貯金は金利的なメリットが大きいので、中途解約はオススメしません。中途解約でも利子課税されるだけでなく、中途解約時の低い金利が適応されてしまいます。(国民銀行の場合、中途解約時の金利は0.1%)

結果的に元金よりマイナスにはならないかもしれませんが、受取額は大幅に少なくなってしまいます。 ただし金融機関によっては、満期にならなくても預け金のうち一部だけ引き出せる「中途引き出し」が可能な場合があります。

その場合残った金額に対して正規の金利が適応されるため損はありません。 どうしてもまとまった金額が必要な場合は、中途引き出しができるかどうか契約内容を確認してみることをオススメします。


満期までの期間が比較的短く、積立限度額が決まっている

ほとんどの多文化・結婚移民者向け積立貯金は満期までの契約期間が1〜3年と短め。また一回の積立金額が20〜50万ウォンのところが多いです。

お金を効率よく増やすため高額の入金をしたいと思っても、一回の限度額が決まっているためにそれ以上の入金ができません。同じように満期までの期間が短いので長期間預けて増やすこともできません。

長期でじっくりとお金を増やしたいのであれば、満期が来たらそのつど再加入しなおす必要があります。


窓口で直接契約しなければならない

最近の金融商品はインターネットで手軽に加入できるものが多いのですが、多文化・結婚移民者向け積立貯金に関しては窓口での直接契約が必要です。金融機関が近くにない場合は、契約のためだけに銀行まで足を運ばなければなりません。

多少の手間がかかりますが、金利の高さを考えれば多文化・結婚移民者向け積立貯金はデメリットよりもメリットのほうが多い商品。 ご自分のライフプランと家計状況を照らし合わせて、多文化・結婚移民者向け積立貯金を検討してみてはいかがでしょうか。


国民銀行「KB국민행복적금」に加入してみました

KB銀行

多文化・結婚移民者向けの積立貯金の加入方法をご説明します。今回は大手銀行の中でも金利が高い国民銀行「KB국민행복적금」に実際に加入してきました。


国民銀行「KB국민행복적금」の特徴

国民銀行「KB국민행복적금」ホームページ


  • 最大:年4.85%の金利
  • 期間:1年間
  • ①定額積立式、②自由積立式の2種類
  • 金額:1ヶ月50万ウォン以内
  • 中途引き出し:できない


「KB국민행복적금」は①定額積立式と②自由積立式の2種類がありますが、金利が高いのは①定額積立式の方です。

①定額積立式とは毎月50万ウォン以内の決まった一定額を一年間積み立てて行く方式で、②自由積立式とは1回1000ウォンから月に50万ウォン以内の金額なら、一年間のうちいつでも好きなときに入金して積立できるというもの。

効率的にお金を増やすには、①定額積立式で月50万ウォンの条件で加入することをオススメします。 また4.85%の金利の条件を満たすにはいくつか決まりがあります。


・結婚移民者本人であること(子供や配偶者の口座は作成不可)
・一人につき1口座まで加入可能

最大金利を得るためには、国民銀行の出入金通帳から毎月自動振込の手続きをすること(本人名義の出入金通帳でも、配偶者の出入金通帳からでもOK)


もし配偶者の通帳から自動振込の手続きをする場合は、配偶者も一緒に銀行へついて来てもらいましょう。自動振込の手続きに配偶者の印鑑もしくはサインと身分証明書が必要になります。


国民銀行「KB국민행복적금」に必要な書類

契約に必要な書類は以下のとおりです。

・契約者本人の外国人登録証
・家族関係証明書(상세)
・婚姻関係証明書(상세)
・本人の出入金通帳から自動振り込みをするならその通帳と印鑑

配偶者の口座から自動振り込みをする場合

・配偶者の身分証明書
・配偶者の出入金通帳(口座番号を覚えていれば通帳を持参しなくてもOK)
・通帳に印鑑を使っているならその印鑑

国民銀行「KB국민행복적금」の手続き


①窓口にて身分証明証と必要書類を提出

契約上の書類はデジタル化されているので、タブレット内の書類に目を通しましょう。また家族関係証明書などの必要書類はすべてスキャンされた後に返却されます。

ここで毎月の積立金額を決めます。定額積立式の場合、規定内での積立金額ならいくらでもOKですが、できれば50万ウォンでの積立がオススメです。


②加入書類へのサインと自動振込依頼書の記入

加入書類への記入はサインと氏名欄がほとんどです。自動振込依頼書の書類に関しては、自動引き落としされる通帳の口座番号とサインもしくは印鑑が必要になります。

もし配偶者の通帳から自動振込をしたいならば手続きをバトンタッチ。配偶者の身分証明証の提出と自動振込依頼書の口座番号の記入、サインもしくは印鑑をお願いしましょう。

そして毎月の自動振込日を決めます。振込日は自由に決められますのでお好きな日付を指定してください。


③通帳の受け取り

すべての書類の記入が終わるのに10〜15分程度時間がかかります。書類の記入が終わったら通帳が渡されてすべての手続きが終了です。お疲れさまでした。


ほかにもある!韓国で加入できる多文化・結婚移民者者向け貯金をご紹介

国民銀行以外でも多文化・結婚移民者向け積立貯金はさまざまなものが用意されています。大手銀行から地方銀行・郵便局・農協などで現在発売中のものをまとめてみました。


どの積立貯金も加入のために必要な書類は以下の通りです。 (銀行によっては婚姻関係証明書がなくてもよい場合があります) 


・契約者本人の外国人登録証  
・家族関係証明書(상세)  
・婚姻関係証明書(상세)

【大手銀行・郵便局・農協等】

金融機関商品名金利満期加入金額
KB국민은행KB국민행복적금最大4.85%1年月50万ウォンまで
신한은행신한 새희망적금最大3.70%3年月20万ウォンまで
우리은행우리희망드림적금最大4%1年月20万ウォンまで
IBK기업은행IBK사랑나눔적금最大3.55%1年月50万ウォンまで
농협​​NH희망채움적금Ⅱ最大3.95%1~3年月30万ウォンまで
우체국새출발자유적금
(새출발 희망)
最大3.40%6ヶ月
〜3年
月30万ウォンまで

【外資系銀行・地方銀行・信用組合・貯蓄銀行等】

金融機関商品名金利満期加入金額
SC제일은행SC행복적금最大3.60%1年月30万ウォンまで
한국씨티은행참 행복한 적금最大3.30%3年月30万ウォンまで
SH수협은행SH행복한미래적금最大3.50%3年月20万ウォンまで
BNK경남은행희망모아적금最大3.80%1年月30万ウォンまで
전북은행JB행북드림적금最大3.40%6ヶ月
~3年
月50万ウォンまで
부산은행BNK희망가꾸기적금最大4.0%1年
~3年
月25万ウォンまで
配偶者と子供も加入可
DGB대구은행DGB희망더하기적금最大3.50%1年月30万ウォンまで
광주은행새희망적금最大4.85%1年
~3年
月30万ウォンまで
제주은행새희망키움적금最大6.0%1年月20万ウォンまで
SBI저축은행희망정기저금最大3.80%1年月50万ウォンまで

こちらの情報は2021年10月現在、各金融機関のホームページで確認できる情報をまとめたものです。実際とは多少の違いがあるかもしれません。詳細は各金融機関の窓口にてご確認ください。


まとめ


最近の日本は低金利政策が続いていて貯金でお金を増やすことはとても難しい状況。一方韓国は日本よりも金利が高いため、多文化貯金のような高金利の金融商品をうまく活用すれば、お金を少しずつ増やすことが可能だといえます。

しかし金利はそのときの情勢を反映して変化しやすいもの。残念なことに韓国の金利はここ数年減少傾向にあり、高金利の多文化家族・結婚移民者向け積立貯金も例外ではありません。

ぜひマネー情報に関するアンテナを敏感にして、新しい金融情報をゲットしていきましょう。今回の記事がすこしでも皆さんの資産形成の手助けになれば嬉しいです。

ライター(安倍川もっち)

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