【2021年最新版】韓国運転免許証への切り替えの全手順と注意点について

制度手続き

韓国で自動車を運転する方法はいくつかあります。韓国の自動車学校に通えば免許取得できますが、日本の運転免許証をお持ちであればもっと簡単に免許を持てるのをご存知でしょうか?

コロナ禍で日本帰国が難しくなっている現在、日本の運転免許更新日が迫っているのに帰国の予定が立たずお困りの方もいらっしゃるでしょう。

実は有効な外国運転免許を持ってさえいれば、失効してしまった日本の運転免許でも簡単な検査を受けるのみで更新ができる特例が出ているんです。

このように韓国の運転免許証を持っていると何かと便利。そこで今回は2021年6月現在における、日本の運転免許から韓国の運転免許への切り替え方法について詳しくご紹介します。

日本の運転免許を利用して韓国でも運転してみたいとお考えの方、帰国の目処が立たず日本の運転免許更新ができずにお困りの方はぜひチェックしてみてください。

運転免許証切り替えの流れ

運転免許証の切り替えのだいたいの流れは以下のとおりです。

では実際に確認してみましょう。

  1. 日本の運転免許証 
  2. 有効期限内のパスポート
  3. 外国人登録証
  4. 6ヶ月以内に撮影した3.5cm×4.5cmの免許証用写真(パスポート用写真でも可)
  5. 出生日から現在までの出入国事実証明書
  6. 日本運転免許証証明書

基本的に、1〜3のものはお手持ちのものを準備するだけですが、5. 出入国事実証明書と6. 日本運転免許証証明書は手続き前に揃えておきましょう。

4.免許証用写真ですが、運転免許試験場には有料の証明写真機が設置されており、その場で写真撮影可能です。

しかし事前に写真屋さんで撮影したものを持参したほうが写りがよいですし、手続きの時短になりますよ。

出入国事実証明書の取得方法

【取得に必要なもの】 

  • 外国人登録証
  • 手数料2,000ウォン
  • パスポート

【取得できる場所】

  • 住民センター
  • 市役所、区役所 
  • ソウルグローバルセンター 2階、ソウル出入国外国人庁 セジョン路出張所

出入国事実証明書などの公的証明書は、本来ならば「オンライン민원24」というサイトで簡単に取得できるのですが、残念ながら外国人は対象外。手間がかかりますがお近くの窓口で取得してください。

出入国事実証明書の証明期間は出生日から現在までです。取得時は忘れずに「出生日から現在までの期間」で発行してもらいましょう。

筆者の場合、住民センターで外国人登録証のみで発行してもらえましたが、念のためパスポートも持参することをおすすめします。

【注意】

出入国管理データーのシステム上、照会できる一番古い記録が1979年1月1日からだそう。出生日が1978年12月31日より以前の場合、1979年1月1日からの出入国記録からしか記載できません。

免許切り替え時に係員に尋ねられた場合は、上記のことを説明すれば大丈夫です。

日本運転免許証証明書の取得方法

【取得に必要なもの】

  • 日本の運転免許証
  • 有効期限内のパスポート
  • 申請書(館内においてあります)
  • 手数料:現金23,000ウォン

【取得できる場所】
在韓日本大使館
在済州日本国総領事館
在釜山日本国総領事

【証明書の受付時間】
午前9:30〜12:00、午後1:00〜5:00

日本運転免許証証明書は、上記の大使館と領事館で即日で発行してもらえます。大使館や領事館に到着したら申請書の記入をしましょう。

記載例は次のとおりです。

記載し終わったら、必要書類と一緒に提出します。証明書作成まで約20〜30分かかります。受取時は必ず以下の点を満たしてあるか確認してください。

  • 1枚目の免許証番号など情報が間違っていないか?
  • 2枚目の割印が捺印してあるか?
  • 免許証のコピーは表面、裏面の両方してあるか?

なお手数料はカード払いは不可。必ず現金を用意していきましょう。

韓国運転免許切り替えの流れ

必要書類を集めたら、いよいよお近くの運転免許試験場で運転免許証の切り替えの手続きです。切り替えまでの流れをまとめました。

  1. 運転免許試験場へ行く
  2. 持参書類提出と「자동차운전면허시험 응시표」など3種類の書類記入
  3. 身体検査と検査手数料の支払い(手数料6,000ウォン)
  4. 免許発行手数料の支払いと日本運転免許証と引き換えに韓国運転免許証を受け取る

運転免許試験場へ行く

お住まいの地域の運転免許試験場へ行く

日本の免許証を運転免許試験場に預けることになるので、基本的にお住まいの地域の運転免許試験場で手続きしましょう。

韓国の運転免許試験場
道路交通公団 運転免許試験場(日本語)

【注意】 ソウルのグローバルセンター内でも免許切り替えが可能でしたが、コロナ感染対策のため2021年1月より中止になりました。今のところ再開の目処は立っていません。

免許証を「국문 운전면허증」か「영문 운전면허증」どちらかに決める

韓国語のみの表記の「국문 운전면허증:国文運転免許証」か、裏面が英文表記で一部国家では国際免許証として使用できる「영문 운전면허증:英文運転免許証」のどちらかの免許申請ができます。

詳しい情報(韓国語):영문운전면허증(국문겸용)

【発行手数料】
국문 운전면허증(国文運転免許証):8,000ウォン
영문 운전면허증(英文運転免許証):10,000ウォン

日本は残念ながら영문 운전면허증(英文運転免許証)だけでは運転が認められていません。しかし現在37か国で運転ができることを考えると、「英文運転免許証」を申請して損はないと思います。

持参書類提出と「자동차운전면허시험 응시표」など3種類の書類記入

窓口で持参した書類を提出すると、3種類の書類を渡されるので記入します。

自動車運転免許試験願書:자동차운전면혀시험(제1종보통제2종)응시원서

2つ折りのA4サイズの用紙です。裏面に健康状態を尋ねる項目もありますので、忘れずに記載してください。

ここで記入するのは以下の部分です。

  • 氏名(ハングル・英文)
  • 外国人登録番号
  • 電話番号 
  • 住所
  • サイン2ヶ所

국문 운전면허증:国文運転免許証か、영문 운전면허증:英文運転免許証を選択します。ご希望の免許証に○をつけてください。右上に写真を貼るのをお忘れなく。

ここで記入するのは以下の部分です。右上に写真を貼る欄があるのでお忘れなく。

  • 氏名、サイン
  • 国籍
  • 住所
  • 外国人登録番号
  • 連絡先(携帯番号)

【裏面】

ご本人の健康状態にチェックする項目がありますので、該当するところにチェックしてください。

外国免許交換および廃棄同意書:외국면허 교환 및 동의서

日本の運転免許証と引き換えに韓国の運転免許証を受け取る際の、日本の運転免許証の預かり同意と取り扱いについて記載された文書です。

ここで記入するのは以下の部分です。

  • 氏名
  • 外国人登録番号
  • 運転免許発行国家
  • 外国運転免許番号
  • 運転免許発行日時
  • 免許有効期限
  • 現在の韓国運転免許の有無(○か×の部分に印を付ける)
  • 過去の韓国運転免許証の有無(○か×の部分に印を付ける)
  • 日時、氏名、サイン

個人情報収集および利用同意書

個人情報の扱いについて同意を得るための文章です。ここで記入するのは以下の部分です。

  • 氏名、サイン、生年月日、記入時の日時

身体検査と検査手数料の支払い(6,000ウォン)

3種類の書類の記入が終わったら、その書類を持って別室の身体検査場へ向かいます。 検査費用は6,000ウォン。身体検査場では視力検査を行います。

検査前に支払い、視力検査が終わったら検査結果記入と書類に印鑑を押してもらってから書類の提出に向かいましょう。

免許発行手数料の支払いと日本運転免許証と引き換えに韓国運転免許証を受け取る

3種類の用紙を提出し、免許発行手数料を支払います。국문 운전면허증:国文運転免許証か영문 운전면허증:英文運転免許証かによって発行手数料が違いますので気をつけてください。

この際、日本の免許証を窓口に預けることになるので準備しておきましょう。

およそ20分ほどで韓国の免許証が出来上がるので、誤字などの間違いがないかチェック後に免許の引き渡しとなります。

ちなみに韓国の運転免許証の有効期限は10年!
日本の免許証よりも期間が長いのがうれしいですね。

預けた日本の免許証を返却してもらいたい場合

運転免許試験場に預けた日本運転免許証を返却してもらいたい場合、日本行きの航空券を見せると返却してもらえます。その後に再度預ける必要はありません。

運転免許試験場での免許預かり期間は最長10年。10年すぎると保管されていた免許証は破棄されてしまうので注意です。

預り免許証の取り扱いについては、免許切り替え時に署名記入する「外国免許交換および廃棄同意書:외국면허 교환 및 동의서」に詳しく記載されています。

必ず内容に目を通しておきましょう。

【2021年最新版】海外在住者の日本運転免許更新にかかわる特例とは?

ここからは海外在住者のための日本の運転免許更新にかかわる特例と、失効してしまった運転免許の更新方法についてお伝えします。

コロナの件もあり、9月に特例が発表されました。

日本出国前に免許更新ができるって本当?

海外出発前にあらかじめ免許更新を行うことで、5年間有効な運転免許証の発行が可能です。(道路交通法第101条の2)

更新前の有効期間内に各都道府県の免許センターまたは警察署へ行き、「予定されている免許更新日に更新できない理由」を申告すれば免許証の事前更新ができます。

その際の新しい免許証の有効期限は更新日を基準としてから5回目の誕生日+1ヶ月です。
※初回更新と違反運転者の場合は3回目の誕生日までになるので要注意。

出発日時が決まっている場合や、海外赴任の期間がわかっている場合は事前に免許更新を済ませておくのも手ですね。

一時帰国のタイミングで更新期間前でも免許更新が可能

一時帰国する予定があるけれど、免許更新期間前には日本を出国しなければならない場合は帰国したタイミングでの事前免許更新が可能です。(道路交通法第101条の2)

免許更新期間に免許更新できない理由を申告することと、必要により航空券の提示を要求される場合がありますのでお近くの免許センター等にお問い合わせください。

この場合の免許の有効期限は更新日を更新日を基準としてから5回目の誕生日+1ヶ月です。(初回更新と違反運転者の場合は3回目の誕生日まで)

外国運転免許証を持っている場合の日本運転免許更新について

日本の運転免許証が失効しても、有効な外国の運転免許証を持っている場合は「外免切替」という手続きで日本の運転免許証を取得できます。(道路交通法第97条の2第2項)

「外免切替」とは本来、外国で取得した免許証を日本のものに切り替える手続きのこと。

これには特例があり、一度でも日本国内で運転免許証を取得したことがあれば、外国の運転免許証を提示後に視力等の簡単な検査を受けるだけで日本の運転免許証を受け取れるのです。

外国運転免許証は免許を受けてから3ヶ月以上その国に滞在していた証明が必要。外国で取得した運転免許証だけでなく、日本の免許証から切り替えた外国運転免許証も含まれます。

しかも日本の免許証が失効していても失効期間の長短を問わず免許更新が可能です。

今回のコロナ禍のように帰国の目処が立たない状況でも、帰国できた時点で「外免切替」を行えば、失効期間関係なく日本の運転免許を受け取れますよ。

外国運転免許証を持っていない場合の日本運転免許更新について

外国の運転免許を持っていない場合、日本の運転免許失効後3年以内かつ、日本帰国後1ヶ月以内であれば通常と同じ方法で免許更新ができます。(道路交通法第97条の2第1項第3号)

免許更新期間内に更新できなかった理由を申告し、パスポートを持参し日本に居住していなかったことを証明する必要がありますが、簡単な視力検査と講習を受ければ免許取得が可能。優良運転者のステータスもそのまま引き継がれます。

以上ご紹介した情報は、警視庁のホームページ「海外在住者の運転免許証の更新等に係る特例について」にてくわしくまとめられています。

さらに今後、世情により法律が変わる可能性があります。日本帰国時の免許更新の際はお近くの免許センターまたは警察署に問い合わせ、手続きの詳細や必要書類、持参品の確認をしましょう。

おわりに

今回は韓国の運転免許証切り替えの方法についてお伝えしました。

免許切り替え時に日本の免許証を預けなければならないデメリットがありますが、韓国の免許証の有効期限は10年。免許取得さえしておけば、長期にわたり使用できるのが大きな特徴ともいえますし、メリットともいえるでしょう。

今回は2021年6月現在の免許証切り替えの情報をお伝えしましたが、韓国は日本に比べて法改正がスピーディーな国。運転免許の切り替えの際はこの情報を参考にしつつ、必ず公式サイトで最新情報を確認してくださいね。

ライター(安倍川もっち)

コメント

タイトルとURLをコピーしました