海外在住者にも衝撃!?教員免許更新制廃止決定

海外在住

8月23日に文部省により発表された、教員免許更新制廃止の決定。

日本在住の方は勿論のこと、今回のニュースは海外在住者にも衝撃が走ったと同時に、おそらく多くの方が関心を持ってこのニュースを見たことでしょう。

Twitterでも多くの方のつぶやきを見かけました。きっと多くの方が今後の動向が気になることでしょう。

今回は、多くの方の関心を寄せた教員免許更新制の廃止について詳しく解説しています。 気になっている方は特に必見ですよ。

教員免許更新制とは?

まずは、教員免許更新制廃止の話に入る前に、「教員免許更新制」自体についてお話します。

この制度は今から10年以上前の2009年から始まりました。

幼稚園・小中高校などの教員免許に対し10年の期限が設けられ、期限を迎える前に更新手続きが必要になります。その為に、期限が来る前の2年間に大学などで30時間以上の講習を受講しなければなりません。

  1. 講習の受講を受ける義務(合計30時間) 
  2. 約3万円前後の講習費用(自己負担) 

教員免許更新制が廃止となったきっかけは更新料金が割高ということ

これまでは、教員免許更新制の内容についてお伝えして来ました。

その教員免許更新制が廃止が決まったというのが今回のニュースですが、それでは何故、教員免許更新制が廃止になったのでしょうか。

一番の理由は、やはり、自己負担の費用約3万円について不満の声があがっていたということ。また、期限を忘れてしまうと「うっかり失効」となってしまい、現職教員が教壇に立てなくなる事態が相次いでいたのも理由として大きかったのでしょう。

それに加え、実際に受講した色々な知り合いから「正直なところ、受講したけどあまり意味がなかった」とよく聞きます。非常に形式的で今どきの現場と合わない内容が殆どだったとか。

更に、ここに来てコロナ禍による教員の負担が増し、廃止を求める声に拍車がかかっていたと言われています。

なお、この「うっかり失効」ですが、これは、「教員免許の更新を怠ったために、教員が失職してしまうことです。文部科学省によると、2020年度に免許を失効、その後に再取得した教員は少なくとも24人にものぼります。

失効してしまうと再び教壇に立てる保証はなく、そのことは学校現場にとっても大きな負担にもなるので、今回の更新廃止の理由は次の4つにわけられますね。

  1. 自己負担の費用約3万円 
  2. うっかり失効 
  3. 無意味な授業内容 
  4. コロナ禍による教員の負担増

【今すぐ廃止ではない】実際に廃止になるのはいつから?

ただ、先日に発表された内容はあくまでも「教員免許の更新制を廃止する方針が決まった」という決定についてのことであり、実際に廃止となるのはまだまだこれから先のことになります。

これからの流れとしては2022~2023年の通常国会で法改正を目指し、2023年に更新制が廃止だということです。

つまり、今年と来年については対象者の方はまた受講しなければならないので、要注意。更新のし忘れに、うっかり失効なんてことにならないようにしましょう。

海外在住者にも影響を与えた今回のニュース

廃止については勿論ですが、この教員免許更新制はこれまで日本在住の方のみならず、海外在住者にも大きな影響と困惑を与え続けていたでしょう。

私自身ももれなく、困惑したことでした。

私が今回のニュースを知ったのはFacebookでの友人同士のやり取りを見たときに、衝撃を覚えたことで、現在韓国に私は住んでいますが、日本を出る直前の2009年に教員免許更新制が開始。つまり、2009年に開始されたのにも関わらずわずか10年あまりでこの更新制度がなくなったのです。

私の場合は卒業と共に免許状をもらえる仕組みだったものの、気が付けば履歴書にも書いてはいけなくなっていたことに驚きました。

その間、私は3人の子どもの妊娠・出産と繰り返し、国を出ることはおろか、家をまともに出たことも少ないまま時間を過ごしました。その為、免許がどうなるかもよく分からないまま、日本に帰国して働く予定もなかったのでそれを調べることもないまま、免許はもう自分に関係がないものと考えてここまで来ていました。

しかし今回のニュースは海外在住者にも大きな影響を与えたことでしょう。

何故なら、私たちにしてみれば、既に免許はほぼ関係ないものと諦めていたところに、もしかしたら「今後、免許が何か使えるかもしれない」という希望が出て来たからです。

海外在住者としてただでさえ仕事が少ない中、保有している免許が使えるようになるかもしれないというのは非常に力強いと思います。履歴書への記載にしても、資格・免許の欄に記載可能となればずいぶん違ってきますよね。

なお、文部科学省のサイトに「旧免許状保持者で、現在、教員免許を必要としない職でお勤めの方(教員としてお勤めでない方)」について載っています。多くの海外在住者に参考になるかもしれません。

 詳しくはこちら

文部科学省「旧免許状所持者で、現在、教員免許を必要としない職でお勤めの方(教員としてお勤めでない方)」

【今回のニュースを受けてインタビュー】韓国在住クリさんの場合

さて、韓国在住のクリさんも今回のニュースに関心を持っている人です。

クリさんのTwitterアカウント 

クリさんの教員免許取得後や更新する際の流れなど、これまでについて色々とお話して頂きました。

※クリさんの体験談ですが(2014年)更新方法の変更とか自治体によってやり方違ったりもするかもしれないので、参考程度におさめてくださいね。

クリさんの体験談

教員免許取得後養護教諭として勤務、県外へ嫁いだため退職。その後、妊娠出産育児を経て養護教諭に復帰しました。ようやく復帰出来て順風満帆な日々でしたが韓国に住むことになり今に至ります。

退職してから復帰するまでの間に教員免許が更新制になり、10年ごとに講習を受けないといけなくなりました。教職に復帰するに当たって私が取得した教員免許はすでに期限が切れた状態。このままでは復帰が出来ないので、教員免許講習を受けるために一旦自治体に講師登録をすることに。

私は当時住んでた三重県(高校、特別支援学校)と四日市市(小中学校)にそれぞれ講師登録をします。 講師登録をして、県の教育委員会から(私は元々高校勤務だったので県にしましたが小中なら市町村がいいと思います)書類をもらい教員免許更新講習を申し込みました。

※講師登録の方法は自治体の教育委員会を参考にしてください。

大学に通って講義を受ける方法・放送大学を利用する方法・通信大学を利用する方法などありましたが、私は放送大学にしました。放送大学はインターネットで講義を聞いて単位を取り、最後に会場で試験を受けます。

放送大学の教員免許更新試験についてはHPがあり、そこで過去問もありましたが、。基本的に落とすための試験じゃないので問題は常識問題みたいな感じで簡単でした。試験も大体過去問と同じ。

試験に無事合格し、ようやく教員免許が使える状態へ。次の更新は10年後だそうですが、この制度は廃止されるみたいなので今後はどうなるかわかりません。

<体験まとめ>

  1. 教員免許を持ってながら今現在教職で働いてない人は免許が失効しない
  2. ただ有効期限が切れた状態なのですぐに働くことはできない
  3. 教員免許更新講習を受けるためには一旦講師登録が必要
  4. 講師登録後、教員免許更新の講義を聴講し放送大学の場合は最後の試験に合格すると無事免許更新となる
  5. 無事免許更新出来たら次は10年後の更新となりますが今回この制度が変わる

まとめ

さて、いかがでしたか?

今後の動向が非常に気になる、教員免許更新制廃止。日本在住の方は勿論のこと、海外在住者で教員免許を持っている方も今回の決定には非常に関心が集まったことでしょう。

しかし、2023年の廃止後は一体どうなるのでしょうか。更新制に代わる何か制度が出てくるのでしょうか?また、失効になった免許はどうなるのか?

多くの方々が、色々なことが気になりつつ、今後の動向を見守っていくことになります。

今回のこの教員免許更新制廃止後の流れが、海外在住者の方々にとって少しでも良い方向に進んでいって欲しいものです。

ライター ( uracjko )

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